2022年08月14日
創世記2章16-17節
神である主は、人に命じて仰せられた。「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるその時、あなたは必ず死ぬ。」(引用:新改訳聖書)
(説教抜粋)
神の創造の業は、美しい愛の世界をなそうとする「愛の創造」でした。すべては人を愛する神の愛によってなされた創造でした。神に似せてつくられた神のかたちを持つ人間は、この地上に美しい世界をもたらす大切な存在として、特別に愛され、いつくしまれたいわば「神の愛のパートナー」なのです。
創世記2章に登場する「エデンの園」は神と人がともに生きる美しい天国でした。(人は神とともに、この天国を失ってしまったのです。)すべてのものが美しく調和し、平和をなしていました。神の愛と善が治める完全な世界の中心で、人は愛と恵の中で神とともに生きたのです。
この天国のようなエデンの園で、神は一つの戒めをおっしゃり、アダムとエバに、ある一つのことを禁じました。二人は園のすべての木から実を取って、好きなだけ食べることができました。でも「善悪の知識の木の実」だけは禁止されました。
聖書を見ると、神様が禁じた理由が書かれています。それは二人の命を守るためでした。神様が愛して生んだアダムとエバを、決して失いたくはないのです。ですから戒めをおっしゃったのです。
戒めとは教えでもあります。神様から出る言葉、戒め、教えは、すべて私たち人を愛するがゆえに語られる神様の愛のメッセージなのです。神様の一つ一つの言葉には愛があるのです。