12月1日から24日までの期間は「待降節(アドベント)」と呼ばれます。この期間は、イエス・キリストのご誕生を待ち望む時であり、同時にキリストの再臨に備える大切な時でもあります。
聖書にあるルカの福音書2章には、イエス・キリストのご誕生が記されています。「神の子が人としてこの世にお生まれになった」という出来事です。イエス様は誕生後、飼い葉おけに寝かされました。それは最も低い場所から、ご生涯を始められたことを象徴しています。
ピリピ人への手紙2章には、こう書かれています。
キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、
ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。
キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。
それゆえ、神は、キリストを高く上げて、すべての名にまさる名をお与えになりました。(ピリピ人への手紙2章6-9節)
キリストは神の姿を持ちながらも、その身分に固執せず、ご自身を無にし、仕える者の姿を取り、人間と同じようになられました。さらに、自らを低くし、十字架の死に至るまで従順であられました。神の子がすべてを捨てて、人間となり、私たちのために仕え、ついには十字架にかかって死なれたことは、私たちへの計り知れない愛の表れです。十字架は当時、罪人への最も厳しい刑罰でしたが、イエス様は私たちの罪を背負い、その犠牲を通して救いをもたらされました。
飼い葉おけで始まったイエス様のご生涯は、最も低い場所で、人類の苦しみと罪を担う道でした。その生き方は、私たちへの無限の愛を示しています。
<クリスマスの意味>
私たち人間はしばしば、より高い地位や栄光を求めがちです。しかし、イエス様は最も低い場所、そして最も苦しい場所に来てくださり、私たちの苦しみを共に担ってくださいました。その犠牲によって私たちは贖われ、救いを得たのです。
クリスマスは、この愛と救いを思い起こす大切な時です。イエス・キリストのご生誕と、その意味を心に留めて過ごしましょう。
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