ハレルヤ!!、四旬節いかがお過ごしでしょうか?
主イエス・キリストの恵みが皆様とともにありますように。
残すところ後二週間ほどで復活祭を迎える13日の水曜日、愛知長老教会では「ペテロの否認(ヨハネの福音書18章25-27節)」と題したメッセージを黙想しました。
いわゆる宗教裁判でイエス様が尋問される最中、ペテロが三度、イエスキリストの弟子であることを否認してしまうとても有名な場面です。主イエスを否認してしまったあのペテロの弱さは、私たち自身の弱さでもあります。しかし驚くべきことは、イエス様はそんな私たちの弱さまでも、ご自分の背負うべき重荷として自ら背負って行かれたことです。私たちでは背負いきれない十字架を、イエス様が命を捨てて、お一人で背負って行かれました。復活の勝利は暗黒の暗きこの世界に、夜明けの朝をもたらしました。夜明け前に主を三度否認したペテロでしたが、復活の朝を迎えたペテロは、主イエスキリストを大胆に証しする証言者へと変えられていったのです。
ペテロが主を否認する前に、前もってイエス様は、「あなたが立ち直ったら、兄弟を励ましなさい」とペテロに勧告し、ペテロを慰めておられました。この時のペテロは確かにイエスを証言できず、逃げ去りました。しかし後には全く同じ状況で、イエスがキリストであることを大胆に証言し、イエス様を十字架につけた当局の権力者たちを困惑させたのです。
イエス様はこのような未来をペテロのために開くためにも、十字架の道を歩んでくださったのではないかと思います。勝利の朝は人間の力によって開かれたのではなく、愛と信仰によってご自分を犠牲にした主イエスキリストによって開かれた新しい世界です。彼の十字架の死は私たちを生まれ変わらせます。ユダヤ人にはつまずき、異邦人には愚かだとしても、キリストの十字架の死は確かに私たちを救い、変える驚くべき神の力です。十字架の先には必ず復活の朝が来るのです。
この四旬節の期間、主イエス・キリストの十字架の前にお立ちになられる皆様お一人お一人が、神様の愛へと導かれ、愛と命の喜びにより一層満たされますように。主イエスキリストの御名によって祝福申し上げます。
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