ハレルヤ!主の御名を讃えましょう。
9月6日の主日礼拝より、へブル人への手紙の講解説教シリーズを開始いたしました。初回は、へブル人への手紙全体を見渡しながら、「イエスから目を離さないでいなさい」と題して御言葉が取り次がれました。
旧約の約束は、キリストにおいて成就した
へブル人への手紙は、旧約聖書に示された神の約束が、イエス・キリストにおいてどのように成就したのかを明らかにする書です。神は預言者たちを通して語られ、終わりの時には御子によって語られました。創造から堕落、救いの約束、そしてメシアの到来へと続く聖書全体の物語は、キリストへと集約されていきます。へブル書は、律法、預言、礼拝、契約をキリストとの関係から読み直し、キリストこそ神の約束の完成者であることを示します。
私たちは「渡った者」、しかしまだ旅の途中
「ヘブル人」という呼び名には、神の召しに応えて「渡ってきた者」という霊的なイメージがあります。アブラハムが神に呼ばれて故郷を離れ、示された地へ向かったように、私たちも古い生き方を離れ、キリストの側へと渡った者です。しかし、私たちの信仰の旅はまだ続いています。この世に生きる中で、信仰から流され、元に戻ろうとする誘惑に直面することもあります。だからこそ、日々信仰によって一歩を踏み出し続けることが求められます。
イエスから目を離さず、最後まで歩む
旅の途中で疲れ、苦難に直面するとき、私たちは何を見るべきなのでしょうか。へブル書が示す答えは、「イエスから目を離さない」ことです。キリストは天使やモーセ、ヨシュアにまさる方であり、私たちのために完全な救いを成し遂げられた大祭司です。自分の歩みや目の前の現実だけを見て不安になるのではなく、信仰の創始者であり完成者であるイエスを見上げるようにと励まされます。
へブル人への手紙は、キリストについて知識を得るためだけの書ではありません。キリストが誰であり、何を成し遂げられたのかを知り、その救いを信じ、キリストにとどまり、苦難の中でも忍耐し、互いに励まし合いながら最後まで信仰を保つよう私たちを導く書です。
私たちは「渡った者」であり、今も旅の途中にあります。だからこそ、現実に目を奪われるのではなく、イエスから目を離さず、キリストとともに最後まで歩んでいきたいと思います。
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